113系・115系 履歴

JR神戸線での活躍末期

 現在,JR神戸線を走る113系・115系は,網干総合車両所,宮原総合運転所,京都総合運転所に所属している。

網干総合車両所(神ホシ)

 7両のK編成と4両のF編成がある。 比較的車齢のの高い車両が多く,113系トップナンバー5001ユニット(元は 1 であったが,110km/h対応改造により+5000)も所属している。

 JR神戸線では快速として,7両編成,8両編成または11両編成で運用されている。 ほかにK編成に京都総合運転所の4両を連結する11両編成とF編成に宮原総合運転所の6両を連結する10両編成もあったが, 2001年3月で京都総合運転所113系のJR神戸線乗り入れ廃止に伴ってK編成+京都総合運転所4両の運用はなくなっている。

 リニューアル改造は,F編成は4両編成全体で施工されているが, K編成は7両のうちサハのみ,またはサハとモハ1ユニットの3両のみがリニューアルされた凹凸編成しかない。

 115系のクモハは舞鶴線電化の際に福知山運転所に転出し,モハのみが113系のクハとサハとを組み合わせて113系と同様な編成パターンに変更されている。

K編成
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 サハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 5000/71005000/70005000/70005000/70005000/70005000/70005300/7000
クハ111 モハ115 モハ114 サハ111 モハ115 モハ114 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 5000600060007000600060005300

F編成
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpCp
番代 5000/71005000/70005000/70005300/7000

搭載機器・・・R:抵抗制御,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

宮原総合運転所(大ミハ)

 実際に運用されているのは6両のS編成のみである。比較的新しい車両が多く,編成単位で順次リニューアル改造されている。
 JR神戸線では6両編成単独または他区所の4両編成と組んで10両で快速に運用されている。 また,6両で播但線にも顔を出している。
 なお,下り方のモハ112のパンタグラフが2台設置されている編成もある。

S編成
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 570057505750575057505750
5000/71006000/75006000/75006000/75006000/75005300/7000

京都総合運転所(京キト)

 編成両端に電気連結器を装備したC編成と通常のL編成があり,いずれも4両編成である。
 C編成は嵯峨野線(山陰本線)で運用されており,C編成×2の8両編成または福知山運転所の113系・115系2両編成と併結して6両編成で運転されている列車もある。
 L編成は湖西線,草津線を中心にJR京都線,JR神戸線でも運用されている。

 もともとC編成はすべて7000番代で,電気連結器を装備したクハは上り方が7500番代,下り方が7600番代に改番されていた。 順次リニューアル改造されているが,その際に電気連結器を撤去されて元の車番に戻され,C編成となっている。 かわりにC編成の5700番代が電気連結器を取り付けられてL編成に編入されているが,車番は変更されていない。  なお,L編成およびC編成のいずれも,モハ112のパンタグラフが2台設置されている編成もある。

L編成(湖西線・草津線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpCp
番代 5700/77005700/77005700/77005750/7750
7100700070007000
5800580058005800

C編成(嵯峨野線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 電連RMG CpCp 電連
番代 7500700070007600
5700570057005750

2000-10-14

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