113系・115系

113系

113系・115系(概要)

113系・115系 履歴

113系・115系 編成表

113系 最近の動き

115系 最近の動き

リニューアル 状況


概要

 113系は国鉄時代に近郊型として3扉セミクロス(ボックス)シート車両111系の主電動機出力をアップして大量に製造された車両であり, おもに関西圏・首都圏・中京圏に配置されていた。 JR神戸線においても221系あるいは223系が増備されるまでの長い間,快速の主力として運用されていた。

 115系は113系に抑速ブレーキを設けた勾配線区用として同じく国鉄時代に製造され,直流電化各線区に配置された。
 JR西日本ではおもに岡山以西の山陽線および伯備線で運用されていたが,1992年に京阪神地区の117系と岡山地区の115系が交換されて網干電車区(当時)に転入してきた。 網干区の113系と共通運用されている。

 いずれも,最高速度を110km/hとするために改造されている。さらに,4M2T,6M1TなどM車比率が高い編成のM車にはブレーキてこ改造が施されている。 改造の際には下表のような形で改番が行われている。

 また,1998年からは比較的車齢の若い車両でリニューアル改造され,走りっぷりは変わらないが,外観・内装とも完全に生まれ変わっている。

 その後,新快速全列車を223系に統一して130km/h運転するために223系が大量に増備され, 快速も223系または221系に置き換えられて 2004年10月16日のダイヤ改正で113系はJR神戸線・JR京都線の本線系統から撤退, 網干総合車両所と宮原総合運転所の113系はリニューアル車を中心に京都総合車両所または日根野電車区などに転属,初期車は廃車された。

改番パターン(113系元0番代)
形式クハ111モハ113モハ112サハ111クハ111改番方法
元番代0000300
110km/h対応50005000500050005300+5000
ブレーキてこ改造-60006000--+6000
113系オリジナルタイプ。クハが200番および500番以降,モハが300番以降くらいの車両が順次リニューアル改造されつつある。
改番パターン(113系元800番代)
形式クハ111モハ113モハ112クハ111改番方法
元番代800800800800
110km/h対応5800580058005800+5000
113系オリジナルタイプを半自動扉化など福知山線用に改造した車両。1編成が京都総合運転所に所属し,JR神戸線でも走っている。
改番パターン(113系元2000番代)
形式クハ111モハ113モハ112サハ111クハ111改番方法
元番代21002000200020002000
110km/h対応71007000700070007000+5000
ブレーキてこ改造-75007500--+5500
シートピッチが拡大されたタイプ。外観上も窓配置が変更されているが,側面の窓はユニットサッシとなり,戸袋窓の形も統一されてすっきりした印象。 順次,リニューアル改造されつつある。
改番パターン(113系元700番代)
形式クハ111モハ113モハ112クハ111改番方法
元番代700700700750
110km/h対応5700570057005750+5000
ブレーキてこ改造-57505750-+5050
湖西線用として半自動扉など耐寒耐雪構造となっている。
改番パターン(113系元2700番代)
形式クハ111モハ113モハ112クハ111改番方法
元番代2700270027002750
110km/h対応7700770077007750+5000
ブレーキてこ改造-77507750-+5050
湖西線用700番代の増備で,半自動扉など耐寒耐雪構造となっているほか,2000番代と同様シートピッチが拡大されている。一部のクハは2000番代から改造。
改番パターン(115系元1000番代)
形式クモハ115モハ115モハ114クハ115改番方法
元番代1000100010001000
110km/h対応-600060006000+5000
ブレーキてこ改造650065006500-+5500
115系の耐寒耐雪構造かつシートピット拡大タイプ。

2000-10-14

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