鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
毎年秋の紅葉のシーズンに京都線では臨時ダイヤが組まれ,「いい古都エクスプレス」ヘッドマークを掲出した臨時列車が運転されます。 2008年秋の紅葉シーズンの休日にも,通常のダイヤにはない「快速」が「いい古都エクスプレス」として運転されました。
この列車は,準急では各駅に停車する高槻市〜河原町の停車駅を通勤特急と同じにして速達化し, 種別を快速としたものを午前と夕方の一部の準急に代えて運転するものです。 高槻市〜河原町の快速通過駅をカバーするため,梅田〜高槻市折り返しの普通を河原町まで延長しています。 したがって,実際には増発となるのは快速の高槻市〜河原町となります。
快速「いい古都エクスプレス」の停車駅=梅田・十三・南方・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・西院・大宮・烏丸・河原町
ヘッドマークは2007年と同じものが掲出されました。
2008年11月17日(月)から21日(金)まで,西宮北口〜嵐山の神戸線〜京都線〜嵐山線を直通する臨時列車が各日1往復運行されました。 使用された車両はいずれの日も神戸線7017F6連で,かつての運行標識のような文字のみのシンプルなものながらヘッドマークが掲出されました。
ヘッドマークのほか,側面にも「臨時 西宮北口←→嵐山」と標記されたステッカーが貼られるとともに,車内の扉上部の停車駅案内も専用のものが掲出されており, この週の7017Fは臨時列車専用の運用となりました。
この臨時列車の運行形態は,西宮北口から十三まで各駅に停車し,十三駅9号線(引上げ線)が他の工事の関係で使用停止中のため, そのまま梅田方面へ向かって中津・梅田間の神戸線〜宝塚線の渡り線で梅田駅宝塚線ホームに到着。 梅田では乗降扱いをせずに折り返し出発し,十三の宝塚線〜京都線の渡り線で京都線に入り,桂までノンストップで京都線を走行。 桂から嵐山まで嵐山線内各駅に停車しています。 復路も往路の逆ルートで十三では神戸線ホームでのみの乗降扱い,復路のみ園田で後続の特急を退避します。
神戸電鉄が1928年(昭和3年)に神戸有馬電気鉄道として有馬線湊川〜有馬温泉を開通してから,2008年11月28日で80周年を迎えるのを記念したヘッドマークが 2008年11月15日から12月18日まで掲出されています。 掲出されたのは,1100形,2000系,3000系,5000系,6000系のそれぞれトップナンバーの編成の5編成です。
2004年から毎年11月上旬,神戸市北区のマスコットキャラクターが描かれて「美しいわがまち北区」と記されたヘッドマークを掲出した車両が走ります。 車内の宙吊りには「環境ポスター」が展示されています。 この「環境ポスター」は「ごみ問題」や「地球環境問題」への関心を高めてもらうために神戸市環境局が市内の小中学生から募集したもので, 車内に展示されたのは北区内の優秀作品です。
2008年の「美しいわがまち北区」ヘッドマークは2007年と同じもので,11月3日から10日まで5002Fに掲出されていました。
2008年は11月3日(月・祝)に交通フェスティバル in 名谷車両基地〜B-FREE〜が開催されました。
2008年の紅葉シーズンも新しいデザインの「もみじ」ヘッドマークで,本線系車両各線8編成ずつ計24編成に掲出されました。 (写真は宝塚線3064F)