1150形

1152×3  3両固定編成の1100形は1972年を最後に新造が打ち切られていたが,1977年に再び3両固定編成が増備されることになった。 既に3扉アルミ車体冷房車の3000系が登場していたが,他の1000系列と連結する必要から足周りは1100形と同じで, 既に登場していた1320形と同様3扉車体として新造されたのが1150形である。2編成だけの少数派である。

 1150形の特徴は・・・

 第1編成は非冷房車で新造され,乗務員室扉と客室扉の間に窓を設けられないので,この部分にベンチレータを設置するため,パンタグラフは中間連結側に設置された。 後に冷房化改造されている。

 第2編成は冷房車・新塗装で新造され,同時に新造された1362×2とペアを組むことが多かった。

 2編成とも新開地寄り先頭車は,連解運用対応の電気連結器付密着連結器に改造されたが, 2000年7月の5連運用減少で両編成とも再度電気連結器のない密着自動連結器に戻された。 これと同時に1252のSIVが容量の大きいものに交換されて冷房車4両分の給電を可能とし,1076と連結して4両編成となった。 (しかしながら場合によっては1076を解放して3両で運用されていることもあった。)

cM T Mo oMc
+1154--1252--1153--1076+

 また,1152Fには車両間転落防止幌の設置とワンマン化対応改造が行われた。

 これらの改造のため1154Fは2000年6月に,1152Fは2001年3月に川重兵庫工場へ里帰りしていたのを目撃されている。

 2001年6月ダイヤ改正以降,1154Fは1076と常時4連で運用されていたが,2004年12月に4連固定編成化とワンマン対応改造が施された。

1150形車歴表 (←新開地−−−−−−有馬・三田・粟生→)
赤字でアンダーラインの車番の部分をクリックすると各車両履歴のページを表示します。
cM-T-Mc 竣工塗装裾ライン塗装変更冷房改造連解装備撤去4連固定化 ワンマン対応塗装再変更備考
+1152-1251-1151+ 1977年11月1984年11月1990年2月1991年5月2001年4月--- 2001年4月2009年12月
+1154-1252-1153+ 1987年3月---新造時から新造時から2000年6月2004年12月(1076と) 2004年12月2006年12月2000年6月にSIV容量アップ
* : 連解仕様(電気連結器付密着連結器)
+ : 密着自動連結器
- : 密着自動連結器または半永久連結器
1151×3 ↑1152×3 新造時の姿 <1982年2月7日三田>
1152×3 ↑1152×3 裾ライン入り
1999/06/12新設,2009/12/20最終更新

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