300系は1960年に登場した神鉄初のカルダン駆動の大型高性能車である。
車体構造の違いから300形と310形に区分することができる。
はじめの2編成4両が300形。
前面が当時流行の湘南形非貫通2枚窓で,2扉クロスシート車であったが,後にロングシート化,そして3扉化改造も行われたが,愛嬌のある顔に人気があった。
後半は310形として新造された。前面は貫通形3枚窓となり,当初からロングシートであった。窓と扉の配置の関係で3扉化はされていない。
性能上は両形ともまったく同じで,4連化の際には300形の間に310形を挟み,300形と310形とでユニットを組んでいた。
また,1000系各形式との連結も可能で,特に4連化の際に余った+312-311+は常時1000系と組んで営業に就いていた。
1993年から1994年にかけて廃車された。
cM2-M1c | 竣工 | 塗装裾ライン | 塗装変更 | 廃車 | 備考 |
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+ 302- 301+ | 1960年 8月 | ---------- | 1987年12月 | 1994年8月 | 1971年2扉化 1973年ロングシート化 |
+ 304- 303+ | 1960年 8月 | ---------- | 1990年7月 | 1994年9月 | |
+ 312- 311+ | 1962年 3月 | 1983年 9月 | 1988年11月 | 1993年3月 | 1982年8月運転台機器撤去 |
+ 314- 315+ | 1963年 4月 | ---------- | 1987年12月 | 1994年8月 | 1982年頃?運転台機器撤去 |
+ 316- 315+ | 1964年 4月 | ---------- | 1990年7月 | 1994年9月 | 311は1983年11月に連解仕様化改造 |
備考 | |
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+ 302- 313+ 314- 301+ | 1972年に4連化。 1982年に中間にある運転台の機器撤去。 |
+ 304- 315+ 316- 301+ | |
備考 | |
+ 312- 311* | 1000系列と3〜5連を組んだ。1983年11月に311が連解仕様に改造。 |