神戸市営地下鉄 開業

1977年3月13日

 神戸市営地下鉄は,市電が全廃された1971年3月13日のちょうど6年後である1977年3月13日に 西神線 名谷〜新長田 (5.7km)で初めて開業した。 当時の地下鉄名谷および妙法寺付近はまだニュータウンの造成中であったようだが,地下鉄の開業により市街地への鉄道によるアクセスができ, 人工定着が急速に進んだことと思われる。

 新長田が国鉄との,板宿が山陽電鉄との乗換駅である。

 車両は開業時に1000系4両編成×6編成が準備された。 1000系は,当時の地下鉄としては珍しく冷房付で,チョッパ制御装置を搭載し,ATO(自動運転装置)による自動運転が採用された。

1977年開業時の配線図

平日ダイヤパターン
区間 朝ラッシュ 昼間 夕ラッシュ
名谷〜新長田 7.5分間隔 15分間隔 10分間隔

開業時の車両編成表
←名谷
+[1101 - 1201 - 1501 - 1601]+
+[1102 - 1202 - 1502 - 1602]+
+[1103 - 1203 - 1503 - 1603]+
+[1104 - 1204 - 1504 - 1604]+
+[1105 - 1205 - 1505 - 1605]+
+[1106 - 1206 - 1506 - 1606]+
[0000 : 運転台方向←
0000] : 運転台方向→
+ : 電気連結器付密着連結器
- : 棒連結器

1981年3月 車両増備

 開業から4年目に2編成が増備された。その頃に列車も増発されたものと思われる。
 今回新造分から側面にも行先表示幕が設置された。

車両増備後の編成表
←名谷
+[1101 - 1201 - 1501 - 1601]+
+[1102 - 1202 - 1502 - 1602]+
+[1103 - 1203 - 1503 - 1603]+
+[1104 - 1204 - 1504 - 1604]+
+[1105 - 1205 - 1505 - 1605]+
+[1106 - 1206 - 1506 - 1606]+
+[1107 - 1207 - 1507 - 1607]+
+[1108 - 1208 - 1508 - 1608]+
赤字が今回増備された編成
[0000 : 運転台方向←
0000] : 運転台方向→
+ : 電気連結器付密着連結器
- : 棒連結器

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