鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
阪急電鉄では毎冬年末年始の期間中,一部の編成に「初詣」と「西国七福神めぐり」のヘッドマークが掲出されています。
2022年正月は干支の寅(とら)にちなんで,寅の土鈴に松・竹・梅をあしらったデザインの「初詣」ヘッドマークが, 2021年12月26日から2022年1月7日頃まで各線4編成ずつの計12編成に掲出されました。 (写真は神戸線7007×8R)
新型コロナウィルス感染拡大のためか,このシーズンの阪急電鉄公式サイト「レールファン阪急」での発表はありません。
2022年の正月の「西国七福神めぐり」ヘッドマークは,七福神と阪急9000系車両のイラストは前年までとほぼ同じながら, 「阪急沿線 西国七福神めぐり」文字の配置とベースの色が前年までから変更されるとともに,大阪梅田方と神戸・宝塚・京都方でも異なるものとなりました。
なお,車両のイラストの中の車番と行先表示は,大阪梅田方ヘッドマークは「9001」「大阪梅田」,神戸・宝塚・京都方ヘッドマークは「9101」「宝塚」となっています。
2021年12月26日から2022年1月31日まで,宝塚線は4編成,神戸線と京都線は各2編成に掲出されています。 (写真は神戸線9008×8R)
大阪梅田方
神戸・宝塚・京都方
阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂の意を込めると共に神戸の街の復興・再生への夢と希望を託して,毎年神戸ルミナリエが開催されています。 その期間中に阪神電鉄・山陽電鉄ではルミナリエ副標を掲出しています。
2021年も前年に続いて新型コロナウイルスの影響で神戸ルミナリエは開催されず, これまでにルミナリエで設置された歴代の光の装飾9基が神戸市内7カ所に分散して展示される代替行事「ロソーネまちなかミュージアム」が12月3日から12日まで行われましたが, 副標の掲出はありませんでした。
1989年から毎年12月のクリスマスシーズンに,北条鉄道で「サンタ列車」が走ります。 ツリーやモールなどでクリスマスムードいっぱいに飾り付けられた車両に子供たちがサンタクロースとともに乗り, 北条町〜粟生を1往復する間に車内でイベントを楽しむというものです。
2020年の「サンタ列車」は,新型コロナウィルスの感染拡大防止を鑑みて3密を避ける観点から運行なしとなりました。
サンタ列車運行時刻:北条町発10:39・11:39・12:39(12/18除く)・13:39・14:39(12/24のみ)
この年は2016年までと同じく,サンタ列車車両フラワ2000-2が北条町側への連結に戻りました。 また,両先頭部で異なるデザインの2021年専用ヘッドマークが掲出されました。
神戸市営地下鉄ではクリスマスまでのしばらくの間,車両の窓にクリスマスデコレーションが施された列車が走ります。
2021年に3年ぶりのクリスマスデコレーション列車が西神・山手線6000系1編成6147Fで,12月1日から12月26日まで運行されました。
6000系が運用開始して以降初めてのクリスマスデコレーション列車で,ヘッドマークも2021年専用の新しいデザインとなっています。 側面窓のデコレーションは地下鉄沿線の北須磨高校の生徒により制作されたようです。
粟生線活性化の一環として,2010年からクリスマスシーズンにクリスマス列車を走らせています。 この編成の車内は,神鉄沿線の保育所・幼稚園の子供たちの願い事やメッセージが書かれたポスターが掲出されるとともに窓にクリスマス雰囲気を醸し出す装飾がされ, 両先頭にはサンタクロースなどが描かれたクリスマスヘッドマークが掲出されています。
2021年も12月1日から25日まで, 一般塗色編成2002F3両編成の両先頭にクリスマスヘッドマークを掲出するとともに車掌台に乗務している「しんちゃん」がサンタクロース姿になって, クリスマス装飾列車として走りました。 車内の宙吊りには神鉄沿線の幼稚園・保育園の園児がサンタクロースへの願い事やメッセージを書いたポスター, 側面窓は「しんちゃん&てつくん」とクリスマスをイメージしたデザインシールで装飾されています。
この年もクリスマススペシャル企画のイベント列車は運行されませんでした。