鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
2020年9月17日から9月30日まで,3032F(3032-3033-3611)にLast Run ヘッドマークが掲出されました。
今回も旧塗装時代の前面のイラストが描かれ,運用された期間が記されていますが,これまでの多くのLast Run ヘッドマークと異なるイメージのデザインとなっています。 ヘッドマークの表記と山陽電車公式SNSの記述から2020年9月30日で引退のようです。
この編成は,3022Fの神戸方2両(3022-3023-)と3032Fの姫路方1両(-3616)が2017年1月1日付で廃車された際に, 両編成の残りの車両で3032-3033-3502-3611の4両編成に組成されました。 その後3502号車を外して3両編成に変更され,そのまま最後まで運用されました。
2020年6月1日に北神急行線市営化により神戸の魅力あふれる里山や有馬をより身近に楽しめることをPRするために, 市内のデザイナーやクリエイター等を対象に「北神線・里山」「北神線・有馬」をキーワードにしたキャッチコピー・ポスターデザイン案が募集され, 外部審査員による審査を経て受賞作品が決定しました。
キーワードごとに最優秀作品各1点が神戸市営地下鉄の車内や駅,市内施設に掲出されているほか,地下鉄車両の一部編成にヘッドマークが掲出されています。
2020年9月15日に谷上駅5番ホームにおいて,最優秀作品ヘッドマークを掲出した通常営業運用列車の折返し停車に合わせて表彰式が行われました。
同日以降順次,次の10編成に最優秀作品ヘッドマークが掲出されています。(西神中央寄り先頭車:「北神線・有馬」・谷上寄り先頭車:「北神線・里山」)
谷上寄り先頭車:「北神線・里山」
西神中央寄り先頭車:「北神線・有馬」
これらのヘッドマークは同年10月15日頃に掲出を終了しました。
山陽電鉄沿線には多数の神社があり,秋に各所でお祭が盛大に行われます。 2016年から秋祭りシーズンに山陽電鉄の一部の編成に「山陽沿線秋祭り」ヘッドマークが掲出されています。
2020年は新型コロナウイルス感染防止のため山陽電鉄沿線の秋祭りが取り止めにところが多かったからか,山陽電鉄の秋まつりヘッドマークは掲出されませんでした。
毎年秋に神戸市交通局の「交通フェスティバル in 名谷車両基地〜B-FREE〜」が開催されますが,2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響に鑑み開催されませんでした。
2020年9月24日から同年11月4日まで,クラッシック8000・8300に新たなデザインの記念ヘッドマーク,また,車内妻面にアルミプレートが掲出されました。 Classic8000・8300ヘッドマークは編成の前後で異なります。
神戸線8000×8R(C#8000側)Classic8000ヘッドマーク
神戸線8000×8R(C#8100側)Classic8000ヘッドマーク
宝塚線8004×8R(C#8004側):神戸線8000×8R(C#8000側)と同じClassic8000ヘッドマーク
宝塚線8004×8R(C#8104側):神戸線8000×8R(C#8100側)と同じClassic8000ヘッドマーク
京都線8300×8R(C#8300側):ラッシュ時に増結・解放運用に就くためヘッドマーク掲出なし
京都線8300×8R(C#8400側):神戸線8000×8R(C#8000側)と同じイメージのClassic8300ヘッドマーク
11月4日から各編成次回全般重要部検査までの予定で,ヘッドマークが無いデビュー当時に近い姿で運行されています。
神戸線Classic8000装飾の8000×8Rは2025年前半頃に次回全般重要部検査の予定でしたが2020年12月中に検査入場することとなり, 2020年11月27日から8002×8Rに同装飾を施して次回全般検査入場まで運行されることになりました。
観光地が沿線にあり,かつ登山鉄道としての性格を有している日本の鉄道が「全国登山鉄道‰会」を2009年9月4日に結成しました。 その翌年から,毎年秋に加盟各社で同会のロゴマークをヘッドマークにして一斉に掲出しています。
「全国登山鉄道‰(パーミル)会」加盟鉄道・・・箱根登山鉄道,富士急行,大井川鐵道,叡山電鉄,南海電気鉄道,神戸電鉄,アルピコ交通
2020年は新型コロナウイルス感染防止のためか,「全国登山鉄道‰会(パーミル会)」ヘッドマークは掲出されませんでした。