鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
2019年秋の嵐山直通臨時列車は,同年1月19日の京都線のダイヤが変更にともなって変更された2019年春の臨時ダイヤと運転本数,区間,車両運用は同じです。
嵐山直通臨時列車に掲出される「さがの」ヘッドマークは,春と同じデザインをベースとしながらも秋模様となりました。 昼間の間合い運用で嵐山線内(桂〜嵐山)普通で運転される際もヘッドマークを掲出したままです。
「さがの」(秋) 間合い運用 桂〜嵐山 線内折り返し普通
秋は紅葉シーズンの11月16日〜24日の休日ダイヤの日に次の列車が運行されました。
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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快速特急 | 大阪梅田 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 大阪梅田・十三・淡路・桂と嵐山線各駅 | 3往復 | さがの | 7300系または8300系6連3編成 |
なお,嵐山線内折り返し普通列車は通常6300系4連ですが,臨時列車運転期間は早朝・夜間を除いて7300系または8300系の6連2編成が運用されています。 そのため,この期間の7300系または8300系の6連は計5運用となり,2018年までより1運用増えています。
また,2019年の秋は紅葉シーズンの11月19日から28日の平日(火曜日〜木曜日)に下記の列車が運行されました。 (月曜日に正雀車庫から西宮車庫,金曜日に西宮車庫から正雀車庫に7006×6R「京とれいん雅洛」編成を回送。)
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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直通特急 | 西宮北口 | 神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 西宮北口〜十三は快速急行と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | 京とれいん雅洛 | 7006×6R「京とれいん雅洛」編成 |
阪急電鉄京都線(京都本線・千里線)と大阪市営地下鉄堺筋線が1969年12月6日に相互直通運転を開始して2019年で50周年を迎えるのを記念して, 2019年11月2日から12月29日まで,阪急電鉄の5編成にヘッドマークが,大阪メトロ66系の8編成にヘッドマークステッカーが8編成に掲出されています。 (写真は阪急3323×8Rと大阪メトロ66617×8R)
ヘッドマークデザインは両社とも共通で,相互直通運転開始当時の車両と現在の最新車両のイラストが描かれたものとなっています。
2019年12月7日には,大阪メトロ車両66系を使用して, 大阪メトロ天下茶屋から阪急桂まで,Osaka Metro の車両が普段は乗り入れていない区間(高槻市〜桂)も走行する事前募集制のイベント列車が運行されました。
北神急行電鉄では2019年11月1日から12月2日まで,全編成に2種類のヘッドマークが掲出されました。
北神急行電鉄の社員がかつて小湊鐵道を訪れたことが縁で, 2019年台風15号で大きな被害を受けた小湊鐵道の復旧資材の調達に北神急行が一役買ったことが新聞などでも取り上げられ話題となりました。
それをきっかけに両鉄道会社の間でヘッドマークを交換して相互にPRすることとなりました。 北神急行の車両に掲出されたヘッドマークには小湊鐵道の車両が描かれ,「何度でも立ち上がる!!」のメッセージを添えられています。
この「何度でも立ち上がる!!」ヘッドマークは,全編成の谷上寄り先頭車(7150側)に2019年11月1日から12月2日まで掲出されています。
同時期に小湊鐵道の車両に掲出されたヘッドマークには, 北神急行電鉄公式マスコットキャラクター「北神弓子」が描かれ,「神戸から応援しています。」のメッセージが添えられています。
神戸市内郵便局と北神急行電鉄が連携して年賀状文化を促進する「北神弓子に年賀状を贈ろう。キャンペーン」の一環として, 2019年11月1日から12月2日まで,北神急行7000系全編成の西神中央寄り先頭車(7050側)に掲出されています。
絵本シリーズ「くまのがっこう」と阪急電車とのコラボレーション企画が2019年7月から2020年3月末まで実施されています。
この企画の第1弾として2019年7月7日から10月31日まで,「えほんトレインジャッキー号」が神戸線・宝塚線・京都線の各線で1編成ずつ運行されました。 「えほんトレインジャッキー号」車内では,オリジナルストーリー「ときのおくりもの」が中吊りで展開しているとともに, 車両側面ドア横には「くまのがっこう」のキャラクターステッカー,前面には各線ごとに異なるデザインのヘッドマークが掲出されています。 なお,編成の両端では同じヘッドマークとなっています。 その他にもスタンプラリーやグッズ販売なども行われています。
「えほんトレインジャッキー号」は最終章として,11月1日午後からヘッドマークや車内ドア横のポスターのデザインが変更されるとともに 車内中吊りのオリジナルストーリーも「奇跡の花園」に変わって2020年3月31日まで運行されました。 ヘッドマークに描かれている絵は神戸線・宝塚線・京都線の3線で共通ですが,背景の色と文字が各線ごとに異なったものとなっています。
沿線に紅葉の名所が多数ある阪急では,毎年秋の紅葉シーズンに一部の編成に「もみじ」ヘッドマークが掲出されています。
2019年の紅葉シーズンは,前年と同じ「もみじ」ヘッドマークが掲出されています。 (2019年11月1日〜12月1日) 今回も本線系車両各線4編成ずつ計12編成に掲出されました。 写真は京都線9309×8R。
大阪梅田駅の下にあり,地下で川が流れる街として知られたショッピングセンター「阪急三番街」が2019年11月30日で開業50周年を迎えるのPRするヘッドマークが 2019年11月1日から11月30日まで,阪急各線系に2本ずつ合計6編成に掲出されました。 (写真は神戸線7022×8R)
2011年から毎年11月に開催されている神戸マラソンは, 神戸三宮にある神戸市役所の前からスタートし,おもに国道2号線を西へ向かって明石海峡大橋付近で折り返し, 和田岬付近を通ってゴール地点であるポートアイランドへ向かうコースとなっており,コース途中の須磨〜明石海峡大橋付近では山陽電鉄の路線に並行して走ります。
山陽電鉄では2017年の第7回神戸マラソンからナンバーカードスポンサーとして協賛するとともに各種企画を実施しており, その一環として,神戸マラソンのしばらく前から当日まで,PRヘッドマークを一部の編成に掲出しています。
2019年は11月1日から神戸マラソン当日の11月17日まで,神戸マラソン2019ヘッドマークを5000系6連2編成に掲出しています。