鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
粟生線サポーターズくらぶは,利用者の減少が続く神戸電鉄粟生線の活性化を目指して2012年に設立され,さまざまな活動を行っておられます。 そのひとつとして「粟生線サポーターズくらぶの集い」が開催されています。
2019年2月23日に「粟生線サポーターズくらぶの集い」が鈴蘭台車庫において開催され, すでに引退して動く倉庫に改造された1101号車の撮影会が行われるとともに,メモリアルトレイン1152F車内でくらぶの集いなどが行われたようです。 その後,同くらぶの貸切列車として1152Fに前年と同じサポーターズくらぶヘッドマークを掲出して鈴蘭台〜志染を1往復した模様です。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
2019年2月21日から3206F(3206-3207-3617)に,翌22日から3208F(3208-3209-3618)に,Last Run ヘッドマークが最終通常営業運行日の2月28日まで掲出されました。
いずれのヘッドマークも,掲出されている車両の旧塗装時代の前面のイラストが描かれるとともに,車番と運用された期間が記されています。 さらに3000系から改造により3200系に編入された先頭車には,3000系時代の元車番も併記されていました。
3206Fの神戸方2両(3206-3207-)は,3000系 3034-3035- として新造されましたが,1988年に主電動機と駆動装置を2000系の廃車発生品に取り替えて形式・車番が変更されたものです。 捻出した主電動機と駆動装置は5000系の新造に流用されました。
3206Fには各車両側面中央扉横に「日本酒のふるさと播磨」ステッカーも貼られており, 通常営業運行引退後の2019年3月2日の播磨の新酒列車運行イベントで,「日本酒のふるさと播磨」ヘッドマークを掲出した貸切列車が本当に最後の本線走行となりました。
3208Fの神戸方2両(3208-3209-)は,3000系 3034-3035- として新造されましたが,1989年に主電動機と駆動装置を2000系の廃車発生品に取り替えて形式・車番が変更されたものです。 捻出した主電動機と駆動装置は5000系の新造に流用されました。
最後まで3200系として残っていた3206Fと3208Fの引退により,3200系は消滅となりました。
2016年から新造されている6500系の増備が進められています。
6500系第5編成6510Fが2019年1月30日から2月3日にかけて川重兵庫工場から搬入され,試運転等を経て2019年2月20日頃から営業運用に就いています。
+6510- | -6605- | -6509+ |
営業運用開始した6510F
神戸市交通局西神・山手線6000系は2019年2月16日から営業運用を開始し,試乗会と同じヘッドマークが掲出されています。
初日は6129Fが名谷車庫から西神中央まで回送されたうえで運番15の定期列車と車両を差し替え,西神中央発10:07発谷上行で1番列車として営業運行を開始しました。 両先頭車とも試乗会と同じヘッドマークが掲出されています。
翌日2月17日から,2018年7月に名谷車庫に搬入されていた6130Fが同じヘッドマークを掲出して営業運行を開始しました。
2019年2月16日から山陽5014Fと山陽3018Fに,編成前後で異なる2種類の「日本酒のふるさと播磨」ヘッドマークが掲出されています。 上り方先頭車のヘッドマークには,はりま酒文化ツーリズムのイメージキャラクター「もりりぃ」も描かれています。
山陽・阪神では2005年まで,貸切列車の中で播磨の日本酒を楽しむイベント列車「播磨酒蔵ライナー」が毎年2〜3月に1〜2回,阪神梅田→手柄で運行されていたことがありましたが, 2019年3月2日,久しぶりに明石〜姫路で「播磨の新酒列車」として1往復運行されました。 この列車には2月末で通常営業運用から引退した3206F3連が充当され,「日本酒のふるさと播磨」ヘッドマークを掲出して本当に最後の本線走行に臨みました。
3018Fに掲出されていたヘッドマークは2月末頃で外されてイベント列車「播磨の新酒列車」3206Fに移動した模様, 5014Fは2019年3月25日頃まで掲出されたようです。
2019年9月20日から11月2日にかけて日本国内各地で開催されるラグビーワールドカップ2019では神戸市でも4試合が行われます。 神戸市での試合会場となる神戸市御崎公園球技場は神戸市営地下鉄海岸線御崎公園駅が最寄り駅であるため,アクセスとなる神戸市営地下鉄では車両にヘッドマークを掲出するとともに, 神戸開催試合出場チームの写真を使った装飾でPRしています。
ヘッドマーク掲出と装飾はワールドカップが始まる7ヶ月も前から始まり, 海岸線で5000系10編成全てに2019年2月15日から順次,西神・山手線で1000系2編成・2000系3編成・3000系2編成に2月23日から順次行われており, ワールドカップの試合がすべて終了後の11月10日頃に終了の予定です。
ヘッドマークには公式マスコットのレンとジーが,編成の西向き先頭車と東向き先頭車では異なる姿で描かれています。 また,ベースカラーは編成ごとに黄・緑・青の3色のいずれかとなっています。
5101F 黄色・西向き
3128F 黄色・東向き
2120F 青色・東向き
1113F 緑色・西向き
御崎公園球技場で試合が行われた日には,海岸線は在籍10編成のうち最大9編成を使用した特別ダイヤで運行されました。
阪急今津線仁川駅を最寄り駅とする阪神競馬場で重賞(GIII)レース阪急杯が2019年は2月24日に開催されるのをPRするため, 2月15日からレース当日の2月24日まで,今津線を走る2編成(5001×6R・5012×6R)にヘッドマークが掲出されました。 (写真は5001×6R)
神戸市営地下鉄西神・山手線では,新型車両6000系が2018年から2023年にかけて新造される予定です。 2018年3月に第1編成6129Fが名谷車両基地に搬入され,試運転が行われてきましたが,2019年2月16日から営業運用を開始することになりました。
デビューに先立って2019年2月9日・10日に事前公募で抽選に当選した市民向けの試乗会が行われ,この試乗会列車6129Fにヘッドマークが掲出されました。
ヘッドマークは両先頭車同じもので,営業運転開始日2019年2月16日からもこのヘッドマークが掲出される予定です。
毎年3月の第2土曜日と日曜日に三木市吉川町で「山田錦まつり」が開催されます。 これは,吉川の山田錦で醸した各地の銘酒が集められて,試飲,利き酒,即売が行われ,酒造家と農家と消費者を結ぶおまつりです。
2019年は3月9日・10日に山田錦まつりが開催されます。 神戸電鉄粟生線活性化協議会では,初日に山田錦まつり会場に向けて神戸電鉄で貸切の山田錦まつり号と貸切バスを運行します。
貸切列車「山田錦まつり号」は,谷上駅に集合した事前申し込みの参加者を乗せ,鈴蘭台駅を経由して貸切バスに乗り継ぐ粟生線志染駅まで運行。 ミュージアムトレイン6004Fの車内をお座敷仕様に模様替えした列車内で,酒米山田錦で造られた銘酒を飲みながら三木市出身アーティストによる生演奏を楽しみ, まつり会場に向かうというもののようです。
これに先立つ2月上旬から,貸切列車に使用される6004Fミュージアムトレインに「山田錦まつり号」ヘッドマークが掲出されました。
2019年2月15日から公開される映画「フォルトゥナの瞳」をPRするため, 山陽電鉄・阪神電鉄・近畿日本鉄道の車両各1編成が映画「フォルトゥナの瞳」号として2月1日から運行されました。
この映画は神戸市内各所など,山陽・阪神・近鉄の各社沿線や駅で撮影が行われたとのことで, 3社共通のヘッドマーク1種類が掲出されるとともに車内には映画のロケ地情報などが宙吊りポスターでジャックされるなど,「フォルトゥナの瞳」一色になっています。
期間は,山陽・阪神が2月28日まで,近鉄は2月20日まででした。
山陽 5008F
阪神 8229F
「情たっぷりの城下町 尼崎」ヘッドマークが,2019年2月1日頃から阪神電鉄8000系8249Fに掲出されています。
阪神尼崎駅近くに尼崎城が再建され,2019年3月29日から一般公開されることと関連があると思われますが,ヘッドマーク掲出の経緯等に関する公式発表はなく,詳細不明です。