鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
山陽電鉄創立110周年を記念して,小学生を対象に「10年後の山陽電鉄や沿線のまちがどのようになっていればうれしいか」をテーマにした絵画コンクールが行われました。 このコンクールで入賞した作品を6004×3の車内吊りで展示し,最優秀作品をヘッドマークにして掲出した「行こう!!ミライ電車」が,2017年9月30日から12月下旬まで運行されました。
山陽電鉄6000系の基本編成は3両で,2016年4月の運用開始以来,山陽姫路〜阪急神戸三宮・阪神神戸三宮(折返し回送で大石)と網干線で普通列車のみに運用されてきましたが, 2017年9月から6002Fと6003Fを連結した6両編成が山陽姫路〜阪神梅田の直通特急などに運用されています。
これは,5004F6連が改造のために運用離脱していることに伴う6連運用の補充のためのようです。
これに先立つ2017年6月から7月頃にかけて,阪神線内で試運転や乗務員習熟運転が行われました。
5004F6連がリニューアル改造を終えて5702F6連として2018年10月30日から運用復帰したため,6002F+6003Fによる直通特急を主体とした6連の運用は2018年12月25日で終了しました。
神戸市営交通100周年記念の年である2017年の交通フェスティバル in 名谷車両基地〜B-FREE〜は,9月24日(日)に開催されました。
工場内には検査中の2120Fの各車両の車体が台車を外され,一部の車両は塗装の途中段階でマスキングされた状態。
海岸線車両に掲出されたヘッドマークや車両機器の展示,鉄道模型運転会なども行われています。
屋外では地下鉄車両やバスの部品,鉄道関連グッズの販売のほか,軌道検測車の乗車,洗車機体験など,定番のメニューが実施されていました。
今回の目玉は,初めて行われた車両撮影会。 神戸市交の3形式だけでなく北神急行の7000系も並べられ,西神・山手線を走る全形式が並びました。
北神急行7000系には神戸市営交通100周年を記念した特製ヘッドマークが撮影会だけに掲出されていました。
日本全国の駅を巡る位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ」(駅メモ!)のキャラクターと 北神急行電鉄のマスコットキャラクター北神弓子とのコラボグッズ発売を記念して, 「駅メモ!」ヘッドマークが北神急行の運用全編成に2017年9月8日から10月1日まで掲出されています。
ヘッドマークのデザインは,各編成内の両先頭は同じものですが,描かれている4人のキャラクターの位置が編成によって異なるものとなっています。 期間中,7052Fは工場入場中なのか運用に就いているのを確認できておらず,ヘッドマークは4人のキャラクターを1コマずつずらした配置の4種類が4編成に掲出されていたようです。
観光地が沿線にあり,かつ登山鉄道としての性格を有している日本の鉄道6社が「全国登山鉄道‰会」を2009年9月4日に結成しました。 その翌年から,毎年秋に加盟各社で同会のロゴマークをヘッドマークにして一斉に掲出しています。
「全国登山鉄道‰(パーミル)会」加盟している6社・・・箱根登山鉄道,富士急行,大井川鐵道,叡山電鉄,南海電気鉄道,神戸電鉄
神鉄では2017年もパーミル会ヘッドマークが9月はじめから10月末まで,いずれもパーミル会ヘッドマークは初めてとなる6500系と1000系列の各1編成に掲出されています。
1000系列には期間中はほとんど1114F(1114-1207-1113-1075)に掲出されていましたが, 10月上旬の数日間は1104F(1104-1202-1103)に掲出されていました。
1000系列 1114F(1114-1207-1113-1075)
6500系は同年2月に運用が始まったばかりの最新鋭6504Fに掲出されています。 6500系にヘッドマークが掲出されることも初めてです。
6500系 6504F(6504-6602-6503)
初めて3両編成にも掲出されたことにより,パーミル会ヘッドマークがようやく公園都市線を含む全線に乗入れたことになります。