鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
山陽電鉄の新型車両6000系の第1陣として6000Fと6001Fの2編成が,いずれも3両編成で新製されました。
営業運用開始は2016年4月27日で,6000Fにより姫路駅で出発式が行われ,2編成ともデビューをPRするヘッドマークと副標が運用初日から8月末まで掲出されています。
6000系の基本編成は3両ですが,2編成連結して6両編成で運用することが可能となっています。
6両編成時の組成・・・6000-6300-6100+6001-6301-6101
2編成連結の際に連結側となる先頭車の前面には幌枠が設けられており,その車両(6100号車と6001号車)は赤色ベースの副標, 6両編成時に先頭に出る車両前面には幌枠がなく,その車両(6000号車と6101号車)は青色ベースの副標でした。
4月に入ってから,神戸電鉄6500系の乗務員習熟運転で鈴蘭台〜岡場で6500系が走りました。
休日を含めて午前と午後にそれぞれ2往復ずつ。
床下機器もまだまだ綺麗なグレー。
LEDの種別表示は赤地に白文字で「教習」,行先は無表示でした。
2016年春の嵐山直通臨時列車は,特急日生エクスプレスの運行がなくなった他は,2014年春からの臨時ダイヤと運転本数,区間,車両運用は同じです。 なお,2015年秋と同様に従来「さがの」として運用されていた編成には「古都」の愛称とヘッドマークが付けられた京都名所旧跡ラッピング編成の河原町方6連(8313×6R)が, 従来「あたご」(高速神戸〜嵐山)として運用されていた編成に新たに「爽風(kaze)」の愛称とヘッドマークが付けられた, わたせせいぞう氏が描く観光スポットラッピング編成の神戸方6連(7017×6R)が充当されています。
「爽風(kaze)」(高速神戸〜嵐山,嵐山→河原町)
4月2日〜10日と4月29日〜5月5日の土曜・休日に次の列車が運行されます。
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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直通特急 | 宝塚 | 今津線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 宝塚〜十三は準急と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | とげつ | 7000系6連1編成 |
直通特急 | 高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | 爽風 | 7000系6連1編成(爽風),8300系6連3編成(おぐら2編成,古都) |
快速特急 | 梅田 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 梅田・十三・淡路・桂と嵐山線各駅 | 1往復 | 古都 | |
快速特急 | 河原町 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 河原町・烏丸・桂と嵐山線各駅 | 嵐山行3本・河原町行7本 | おぐら,古都,爽風 | |
直通特急 | 天下茶屋 | 大阪市交堺筋線〜千里線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目・淡路・桂と嵐山線各駅 | 1往復 | ほづ | 8300系6連1編成 |
また,4月4日〜4月8日の平日には次の列車が運行されます。
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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直通特急 | 高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | 爽風 | 7000系6連1編成(爽風) |
阪急今津線仁川駅を最寄り駅とする阪神競馬場で開催されるレースをPRするヘッドマークが,阪急今津線を走る車両に掲出されることがあります。
阪神競馬場で重賞(GI)レースのひとつ桜花賞が2016年4月10日に開催されるのをPRするヘッドマークが, 4月2日から4月10日まで,今津線を走る2編成(3152×6R・3078×6R)に掲出されています。 (写真は3152×6R)
阪急神戸線の神戸方終点が1936年4月1日に上筒井から三宮まで高架線で延伸されて80周年となる2016年春, 神戸市内高架延長線開通80周年のヘッドマークが,4月1日から10月31日まで,神戸線の5000×8R,7007×8R,8003×8R,9000×8R,1000×8Rの5編成に掲出されています。
ヘッドマークは大阪方と神戸方で異なるものが掲出されており, 大阪方のヘッドマークは,阪神・淡路大震災で被災して解体された三宮駅神戸阪急ビルのアーチから920系が出てくる光景が描かれています。(写真は5000×8R)