鉄道摘記録 2015年10月

鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。

2015年10月27日〜11月29日頃

北神急行ヘッドマーク 「有馬へ」(紅葉)

 秋の有馬の観光PRの一環として,紅葉の木を背景に「有馬へ」と記されたヘッドマークが,2015年は10月27日から11月29日頃まで北神急行全編成に掲出されました。

2015/11/07 記 ,2015/11/30 追記

2015年10月25日

神戸市交通局 交通フェスティバル in 名谷車両基地

 2015年の交通フェスティバル in 名谷車両基地〜B-FREE〜は10月25日(日)に開催されました。

 今年度は工場内に車両はなく,海岸線車両に掲出されたヘッドマークや車両機器の展示,鉄道模型運転会などが行われています。

 屋外では地下鉄車両やバスの部品,鉄道関連グッズの販売のほか,軌道検測車の乗車,洗車機体験など,定番のメニューが実施されていました。

2015/11/07 記

2015年10月24日〜12月6日

神戸電鉄ヘッドマーク 「ジョイフル有馬」

 毎年,秋の紅葉シーズンになると「ジョイフル有馬」と銘打って,紅葉のきれいな有馬温泉でいろいろなイベントが催されます。 そのPRの一環としてヘッドマークが神戸電鉄各系列の多くの編成に掲出されます。

 2015年の「ジョイフル有馬」ヘッドマークは2007年からのものと同じです。

ジョイフル有馬 ヘッドマークを掲出する6002F ジョイフル有馬 ヘッドマーク(2007年〜)
2015/11/07 記

2015年10月24日〜

山陽電鉄 3000系初期アルミ車前面復刻

 3050系後期アルミ車の前面と同様の車番位置と太い朱色帯に変更されていた3000系初期アルミ車2編成のうち,3000Fの前面が新造時の車番位置と細い赤帯に復元されています。 2015年10月24日の山陽鉄道フェスティバル2015で3000号車の前面が復元された姿で披露され,11月はじめから両先頭車とも復刻された姿で営業運用に就いています。

山陽3000系アルミ車前面復刻3000×3

 1964年末に落成し,1965年から営業運用開始。当時まだ珍しかったアルミ製車体であることから鉄道友の会ローレル賞を受賞。 50年経った今も現役で走り続けていますが, 山陽電車公式Facebook「えすこーとさんよう」の2015年8月8日の記事に,同編成が7月に最後の定期検査を受けたとの記述がありますので,残念ながら引退するのも遠くないと思われます。

2016/02/14 記

2015年10月12日〜11月3日

神戸電鉄 神鉄沿線で楽しむハッピーハロウィン

 2015年のハロウィンも,10月12日に押部谷駅で行われた「みんなでハロウィン電車2015」イベントの参加者により6000系車両の窓にハロウィン装飾が施され, 翌日から11月3日まで通常営業運用で走っています。 (10月31日は同編成でハロウィンパーティ列車などのイベントが実施される予定でしたが,ハロウィンパーティ列車は中止になりました。)

 この年は「しんちゃん&てつくんミュージアム」6004Fが工事入場中のため6002Fがハロウィン装飾列車となり,ハロウィンとしては初めて専用ヘッドマークが掲出されました。

 ミュージアムトレイン6004Fの工事入場に伴って,同編成に乗務していた「しんちゃん」は カボチャ衣装に黄色のマントを羽織り,モールの首飾りのハロウィン衣装に着替えたうえで6002Fに移動してきています。 「しんちゃん」が6002Fに乗務するのは,2013年2月から3月にかけての6004Fミュージアムトレイン向け改装工事入場時以来の2回目となります。

ハロウィン衣装姿のしんちゃん5代目を乗せた6002×4 ハロウィン衣装姿のしんちゃん5代目6002号車 黒色ベースのハロウィンヘッドマーク
ハロウィン衣装姿のしんちゃん2代目を乗せた6001×4 ハロウィン衣装姿のしんちゃん2代目6001号車 紫色ベースのハロウィンヘッドマーク

 なお,ラッピング列車「HAPPY TRAIN☆」5002Fの「しんちゃん」は黄色い普段着姿のままです。

2015/10/20 記,2015/11/07 追記

2015年10月12日〜10月31日

神戸電鉄 ヘッドマーク 「全国登山鉄道‰会(パーミル会)」掲出車両変更

 観光地が沿線にあり,かつ登山鉄道としての性格を有している日本の鉄道6社が「全国登山鉄道‰会」を2009年9月4日に結成しました。 その翌年から,毎年秋に加盟各社で同会のロゴマークをヘッドマークにして一斉に掲出しています。

 「全国登山鉄道‰(パーミル)会」加盟している6社・・・箱根登山鉄道,富士急行,大井川鐵道,叡山電鉄,南海電気鉄道,神戸電鉄

 神鉄では,2015年は9月1日から例年通り6000系第1編成6002Fにパーミル会ヘッドマークが掲出されていましたが, 6002Fがハロウィン装飾列車として運行されることになったため,2015年10月12日から5016Fの5015号車のみの掲出に変更。 さらに後日,5016号車にも追加掲出されています。

 ‰会(パーミル会)ヘッドマークが6000系6002F以外の車両に掲出されるのは初めてです。

パーミル会ヘッドマークが掲出された5015×4
10月12日からは初めて5000系に掲出
2015/10/12 記

2015年10月4日

神戸電鉄 神鉄トレインフェスティバル2015

 日本で初めて鉄道が開通した10月14日を鉄道の日とし,この時期に各鉄道ではいろいろな催し物が企画されています。

 神戸電鉄では,トレインフェスティバル2015が10月4日に開催されました。

 2010年に始まった見津車庫での車両撮影会が今回も実施されています。 参加者を送迎するための「トレフェス特別列車」は「しんちゃん&てつくんミュージアム」6003Fで,鈴蘭台車庫と見津車庫との間を2往復運行されました。

 今回も,トレフェス特別列車の6003Fに合わせて,下り粟生方先頭車両の車番末尾「3」の4編成の車両撮影会となりましたが,6000系以外は十の位が前年とは異なる編成です。 (6003F,5013F,3013F,1373F)

見津車庫での車両撮影会

 鈴蘭台車庫では車庫構内入換用車両の展示・撮影会が久しぶりに行われました。 この車両は1929年生まれのデ101形101号車を改造した車両。残念ながら今年度末で引退してしまうそうです。

元101号入換用車両の展示
洗車機体験乗車に使用された Happy Train ☆ とツーショット

 今回は停車した状態での展示だけでなく,入換運転で走るシーンまで披露され,趣のある音色の警笛や吊り掛け駆動の走行音を聞くことができました。

 イベント終了時には最後の入換運転で検車庫に帰っていきます。

元101号入換用車両の入換運転

 そのほか, 神鉄車両の鉄道模型運転会,運転シミュレーター,ちびっこ運転士・車掌体験,踏切警報機・遮断機の展示・操作体験,ミニトレイン乗車,洗車機体験乗車などのほか, 台車抜き取り装置に乗って電車の床下を見る体験も行われました。

2015/10/06 記

2015年10月3日発〜

特別なトワイライトエクスプレス〜山陽コース(琵琶湖周遊なし)

 大阪〜札幌を走る本来のトワイライトエクスプレスは2015年3月に運行を終了しました。

 同年5月から,客室はスイートとロイヤルのみで構成された特別なトワイライトエクスプレスとして団体臨時列車で運転されています。

 トワイライト3編成から展望スイート1両を含むA個室車4両のほかサロンカーと食堂車,乗務員用としてBコンパートメント車,電源車を集めて カニ24+オハネフ25+スシ24+オハ25+スロネ25×3+スロネフ25の8両1編成を組成。

 10月以降の山陽コースは琵琶湖一周がなくなり,大阪〜下関の山陽路のみを走るコースに短縮されています。 往路が2015年10月3,10,18日,11月28日,12月5,12日,および2016年1月16日〜2月27日の毎週土曜日発,復路はその2日後発で,
往路大阪発〜(ヨ)〜下関,
復路下関発〜(ヨ)〜大阪で運行されています。
ただし,復路1月18日下関発は「京の冬の旅50回記念号」として,
下関発〜(ヨ)〜京都〜湖西線〜敦賀〜米原〜京都の琵琶湖一周が含まれるルートで運行されます。

 牽引機は上り1月18日下関発を除いて全区間EF65PFが牽引しています。 なお,EF65PFは,2015年11月末発までは原色(特急色)でしたが,同年12月はじめからはトワイライト色に塗り替えられたEF65 1124号機が先頭に立っています。

2015/12/12 記

2015年10月1日〜2016年3月下旬

阪急 「ワンハンドル運転台車両導入40周年」ヘッドマーク

 阪急電鉄では,1975年に登場した2200系と6300系以降の形式でマスコンハンドルとブレーキハンドルが一体となったワンハンドル運転台が採用されました。

 2200系は電機子チョッパ制御の長期試験車として8連1編成のみ新造され,後にVVVF制御の長期試験車として中間車1ユニットが新造されました。 試験終了後は順次電装解除され,全車付随車となった頃に形式も6000系に変更されています。

 ワンハンドル運転台車両導入40周年を迎えた2015年,これを記念するヘッドマークが6050×8Rに掲出されています。 この編成の両先頭車6050号車・6150号車は2200系の先頭車2250号車・2251号車が6000系となって改番された車両です。

 2015年10月1日から2016年1月7日までは,マルーンをベースにHマークと旧車番をあしらったデザインのヘッドマークが掲出されています。

ワンハンドル運転台車両導入40周年第1装飾ヘッドマークを掲出する2250号車 ワンハンドル運転台車両導入40周年第1装飾ヘッドマークを掲出する2250号車
ワンハンドル運転台車両導入40周年第1装飾ヘッドマークを掲出する2251号車 ワンハンドル運転台車両導入40周年第1装飾ヘッドマークを掲出する2251号車

 また,乗務員室ドア横に取り付けられていたHマークと側面窓下に取り付けられていた新造当時の社章がステッカーで再現されています。

ワンハンドル運転台車両導入40周年記念Hマーク・旧社章

 2016年1月8日から同年3月下旬までは別のデザインのヘッドマークが掲出される予定です。

2015/12/02 記

2015年   鉄道摘記録   神戸鉄道資料館