鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
2015年1月から走っていた京都名所旧跡ラッピング列車の愛称とヘッドマークデザインが一般公募で出品された中から「古都」と決まり, それまでラッピングがなかった2・4・5・7両目に愛称「古都」のラッピングが追加されるとともに,両先頭にヘッドマークを掲出して3月28日から運用されています。
2015年3月から2017年11月まで毎年春と秋の嵐山直通臨時列車運転時の土・日・祝日は, 梅田方2連を切り放して8313を梅田方先頭とする河原町方6連で,梅田〜嵐山の快速特急を含む臨時列車運用に就き, それ以外は梅田方2連を連結した所定の8連で一般運用されます。
京都名所旧跡ラッピング「古都」8332×2R+8313×6R(通常運用)
京都名所旧跡ラッピング「古都」8313×6R(嵐山臨時)
2015年春の嵐山直通臨時列車は2014年春からの臨時ダイヤと,運転本数,区間,車両運用は同じですが, 従来「さがの」として運用されていた編成には「古都」の愛称とヘッドマークが付けられた京都名所旧跡ラッピング編成の河原町方6連(8313×6R)が充当されています。
「古都」(梅田〜嵐山,嵐山→河原町)
3月28日から5月6日の土曜・休日に次の列車が運行されます。
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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直通特急 | 宝塚 | 今津線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 宝塚〜十三は準急と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | とげつ | 7000系6連1編成 |
直通特急 | 高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | あたご | 7000系6連1編成(あたご),8300系6連3編成(おぐら2編成,古都) |
快速特急 | 梅田 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 梅田・十三・淡路・桂と嵐山線各駅 | 1往復 | 古都 | |
快速特急 | 河原町 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 河原町・烏丸・桂と嵐山線各駅 | 嵐山行3本・河原町行7本 | おぐら,古都,あたご | |
直通特急 | 天下茶屋 | 大阪市交堺筋線〜千里線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目・淡路・桂と嵐山線各駅 | 1往復 | ほづ | 8300系6連1編成 |
特急 | 日生中央 | 能勢電鉄→(特急日生エクスプレス)→宝塚線 | 梅田 | 定期列車と同じ | 梅田行2本 | - | 8000系または6000系8連2編成 |
また,4月3日から4月9日の平日には次の列車が運行されます。
種別 | 発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 愛称HM | 車両 |
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直通特急 | 高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は快速特急と同じ,嵐山線は各駅 | 1往復 | あたご | 7000系6連1編成 |
北神急行電鉄では時季により,有馬の美しい四季折々の情景をデザインしたヘッドマークを掲出しています。
春の有馬の観光PRの一環として,桜の木を背景に「有馬へ」と記されたヘッドマークが, 2015年は3月27日から4月10日頃まで北神急行全編成に掲出されています。 ヘッドマークのデザインはこれまでと同じものです。
2015年2月に1116F4連を3連化した際に抜き取られていた1125号車, および,1352Fと1310Fの間で車両編成の組替が行われて編成から外れた1310-1309・1372-1371が2015年3月25日付で除籍されました。 これにより1300形は形式消滅となりました。
-1125- | |||
+1310- | -1309- | ||
-1372- | -1371+ |
沿線に桜の名所が多数ある阪急では,毎年桜のシーズンに一部の編成に「さくら」ヘッドマークが掲出されています。
2015年の「さくら」ヘッドマークはデザインが一新され,2015年3月21日〜4月9日に各本線系車両4編成ずつ計12編成に掲出されています。
毎年3月下旬から4月上旬に阪神甲子園球場で春の選抜高校野球大会が開催されている間,「センバツ」標識が掲出されます。
2013年までは,阪神特急(おもに梅田〜須磨浦公園)に「センバツ」標識が掲出されてきました。 (阪神2000系・8800系以前の車両には貫通扉にヘッドマーク,8000系以降の車両は車掌側前面窓に副標。)
2014年から,阪神特急に加えて直通特急の阪神・山陽のいずれの車両にも「センバツ」副標が掲出されています。
2015年の山陽車は,「山陽電鉄・台湾鉄路管理局 姉妹鉄道協定締結」ヘッドマークと共に掲出されています。
阪神タイガース球団創設80周年となる2015年のシーズン開始に合わせて, 阪神9000系9203Fにタイガースイエローをベースとした全面ラッピング特別車両“Yellow Magicトレイン”が走り始めました。
2015年3月16日に阪神梅田駅で出発式が行われて運行開始となりました。ファン感謝デーの11月下旬まで走る予定です。
阪神タイガース80周年 Yellow Magicトレイン
阪急宝塚線で運用されてきた5100系5136×4+5138×4は,2014年7月に阪急としては廃車となり能勢電鉄に移籍, 阪神尼崎にある阪神車両メンテナンスでワンマン対応など能勢電向けの改造が行われた後,能勢電鉄に入線しています。
改造に向けての阪神車両メンテナンスへの回送では,阪急神戸線〜神戸高速新開地〜阪神本線尼崎のルートをすべて自力走行し,新聞一般紙でも話題として取り上げられました。
能勢電鉄では試運転が行われた後,2015年3月15日(日)に事前募集の試乗会が行われ,翌3月16日(月)から営業運転を開始しています。
2編成のうち5136×4Rには 5100Series DEBUT ヘッドマークが掲出されています。
ヘッドマークは前後で異なったものとなっており,そのヘッドマークを掲出している車両が描かれています。
2015年3月14日にJRグループでダイヤ変更が行われた。
全国的には,北陸新幹線長野〜金沢が開業,それに伴い並行在来線の第3セクターへの移管,在来線特急はくたか,特急北越などが廃止, 特急サンダーバードと特急しらさぎの金沢以東が廃止となった。 また,豪華寝台特急トワイライトエクスプレス(大阪〜札幌)の廃止, 寝台特急北斗星の定期運転終了(2015年8月まで新たなカシオペアのスジで,カシオペアが運転されない日の一部で臨時運転。)など,夜行列車の削減も進められた。
東北新幹線上野〜東京延伸のため廃止されていた上野〜東京の東北本線(東北縦貫線)が復活し, 東北本線(宇都宮線)・高崎線〜東海道本線,常磐線〜品川の直通運転を行う上野東京ラインとして運転を開始している。 東海道新幹線では,最高速度が従来の270km/hから285km/hに向上している。
JR西日本での主要な変更点(おもに京阪神近郊に関係するもの)は次のとおりで,JR神戸線では基本的に変更はない。
2015年は4月1日に北条鉄道として開業から30周年,3月3日に播州鉄道加古川線北条支線として開通から100周年を迎えました。 これを記念していろいろなイベントが開催されるとともに,記念ヘッドマークが通常の営業列車に2月から掲出されています。