鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
2014年3月31日付で除籍された3000系第1編成3002Fは,同年6月上旬から8月中旬まで3001号車と3102号車が部品取りされた状態で鈴蘭台車庫留置線にいるのが見られましたが, 再び工場内に取り込まれたのか8月24日には姿を消していました。
そして,2014年8月30日深夜と翌31日深夜の2回に分けて4両とも見津車庫に牽引回送されたようです。
9月2日夕刻までに3102号車と3001号車の屋根上および床下の機器の撤去が行われ,車体をバーナーで切断する作業が行われているのも見られました。
3102号車は9月3日午前中に搬出されようで昼過ぎには姿はなく,午後に3001号車が2分割され,前側半分が同日中に搬出されました。
引き続いて残りの車両の作業が進められ,最後は9月6日に搬出されたそうです。
これまで,廃車されて見津車庫に回送された車両は長期間留置された上で解体または搬出されることが多かったのですが, 今回の3002Fは除籍されてから搬出まで比較的短期間で施工されてしまいました。
屋根上・床下機器撤去中の3102号車
3002F搬出準備作業中の全景(3102号車搬出済み・3001号車切断中)
3001号車切断
3001号車前半分をトレーラーに積み込み
3001号車前側半分を搬出
これまで走ってきた線路を横切る狭い踏切をなんとか通り抜け,旅立っていきました。
毎年9月中旬に関西各地持ち回りでスルッとKANSAIバスまつりが開催されます。
2014年は9月14日(日)にスルッとKANSAIバスまつりin姫路が大手前公園で開催されることになり, 山陽電鉄では5000系・5030系6両編成の一部にヘッドマークを掲出し,バスまつりをPRしています。
毎年9月頃を中心に山陽電鉄でギャラリー電車「クレヨン号」が走ります。 車内では三菱重工高砂絵画コンクールに出品された,高砂市内小学校等の児童による絵画作品が宙吊りで展示されています。 また,前面にはヘッドマークも掲出されています。
2014年は8月25日(月)から9月15日(月)まで,5014Fが絵画コンクールの優秀作品をメインとしたデザインのヘッドマークを掲出し, クレヨン号としておもに直通特急で阪神梅田〜姫路を走っています。
2013年は実施されなかったため2年ぶりとなった夏休みの「親子でGO!!ミステリートレイン」。 2014年は8月24日(日)に「しんちゃん&てつくんミュージアム」6004Fで運行されました。 2013年3月に「しんちゃん&てつくんミュージアム」となってからの6004Fでのミステリートレインは初めてです。
毎年8月に阪神甲子園球場で夏の全国高校野球大会が開催されている間,「高校野球」標識が掲出されます。
2012年までは,阪神特急(おもに梅田〜須磨浦公園)に「高校野球」標識が掲出されてきました。 (阪神2000系・8800系以前の車両には貫通扉にヘッドマーク,8000系以降の車両は車掌側前面窓に副標。)
2013年から,阪神特急に加えて直通特急の阪神・山陽のいずれの車両にも「高校野球」副標が掲出されています。
阪急電鉄宝塚線と能勢電鉄の川西能勢口駅が高架化された後,両線が接続され, 1997年11月17日から阪急梅田〜能勢電鉄日生中央を直通する特急日生エクスプレスが平日朝夕ラッシュ時に運転されています。 (朝:梅田行/夕:日生中央行 行楽シーズン休日に臨時運行あり)
特急日生エクスプレスは運行開始以来,阪急宝塚線に所属する8000系と6000系の8両編成が使用され,阪急から能勢電へ片乗り入れの形態となっていました。 (朝の大部分は川西能勢口で2両増結して阪急線内10両編成で運転。)
2014年7月に能勢乗り入れ対応の阪急6000系6002×8Rを阪急で廃車とし,これを能勢電鉄が譲り受ける形で移籍,2014年8月1日から能勢電鉄車両として運用されています。 ただし,現在の能勢線内列車は4両編成を基本に一部区間の折返し列車が2両編成で運行されているため, 6002×8Rは阪急在籍時と同様,阪急の運用に組み込まれており,能勢電鉄線で走るのは阪急の能勢電乗入れ運用中の日生エクスプレスのみ, 休日ダイヤでは阪急宝塚線で他の阪急車両と同様に運用されている模様です。
6002×8Rは,それまでの阪急電鉄のコーポレートマークが「のせでん」コーポレートシンボルに代わったほかは移籍後も内外装ともに変化はありませんが, 能勢電鉄に移籍したのをPRするヘッドマークが能勢電鉄車両としての運用開始初日から掲出されています。
ヘッドマークは前後で異なったものとなっており, そのヘッドマークを掲出している車両が日生エクスプレスとして能勢電線内で走る場面で先頭となる行先を表示した写真が配されています。