鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
春の有馬の観光PRの一環として,桜の木を背景に「有馬へ」と記されたヘッドマークが2010年3月22日から4月上旬まで北神急行全編成に掲出されています。
「三国志」や「鉄人28号」など数多くの作品を生み出された横山光輝氏をたたえて, 出身地である神戸にモニュメントなどを建てるという「KOBE鉄人PROJECT」に連携して, 神戸市営地下鉄でも海岸線でさまざまな企画が催されています。
その一環として,「三国志列車」と「鉄人28号列車」として装飾した各1編成を,2009年8月22日から海岸線で走らせており, 2009年10月31日から異なるデザインの「鉄人28号列車」1編成を追加していましたが, さらに2010年3月20日から「三国志列車」と「鉄人28号列車」を各1編成追加しています。
ヘッドマークはいずれも2017年3月上旬で掲出を終了しています。
「三国志列車」は当初5106Fの1編成,後に5108Fが追加されて2編成となり, 車体外側は三国志の登場人物のイラスト,窓と車内天井は解説のステッカーで装飾されています。 (女性専用車両を除く)
5106Fと5108Fとの違いは,三国志登場人物のステッカーの配置が左側面と右側面とで対称になっているようです。
ヘッドマークは2編成で共通のもので,編成の前後で異なるデザインのものが掲出されています。
今回追加された三国志列車(5108F)
「鉄人28号列車」は当初5103Fの1編成,後に5104F,5105Fの順に追加されて3編成となっています。 車体外側は5103Fと5104Fが編成ごとに統一されたデザインの鉄人28号のイラスト,5105Fが先の2編成の鉄人28号のイラストを交互に配置しており, 窓と車内天井は新長田駅近くに設置された実物大のモニュメントの解説などステッカーで装飾されています。 (女性専用車両を除く)
ヘッドマークは全先頭車とも同じものが掲出されています。
今回追加された鉄人28号列車(5105F)
2010年3月19日から2009年と同じ「さくら」ヘッドマークが一部の本線系車両に掲出され始めました。 (写真は神戸線5004×8R)
2010年3月14日に阪急京都線で環境に配慮した新駅「摂津市」が開業するのを記念して, 9303×8Rが「カーボン・ニュートラル・トレイン 摂津市駅号」として開業当日から7月31日まで運行されています。
車体に環境をテーマとして装飾されるとともに,車内もテーマを環境に統一したポスター類で環境に関するメッセージを発信しています。
2010年3月13日にJRグループでダイヤ変更が行われました。
今回も夜行列車が削減され,寝台特急「北陸」が廃止, 489系ボンネット車(金沢総合車両所)による夜行急行「能登」が定期運用を終えて485系非貫通形車(新潟車両センター)による多客期臨時列車となります。 これは,ボンネット車による定期運行が消滅したことにもなります。
また,唯一国鉄色485系で統一されていた特急「雷鳥」も定期列車は1往復のみ,しかも6両編成に短縮となりました。(多客期は9両編成となり,臨時列車も運転の予定。)
新幹線では,東海道と山陽を直通する定期「のぞみ」がN700系に統一され,500系が2月末日を最後に「のぞみ」から撤退しています。
京阪神近郊では,嵯峨野線(山陰線)京都〜園部の複線化が完成,姫新線姫路〜上月で輸送改善事業が完了し,いずれも増発と所要時間短縮が実施されました。 また,学研都市線(片町線)の一部区間で4両までしか対応してなかった駅も全駅が7両編成対応に改良され, 京田辺での増結・解放がなくなって全区間7両運転となっています。
一方,前回のダイヤ変更時と同様に,一部線区で運転本数の削減と最終列車の繰上げが行われています。
JR神戸線では,データイムに一部の普通の運転区間が短縮され, 1時間に6本であった須磨〜西明石における普通の運転本数が1時間に4本に減少しています。
なお,朝夕ラッシュ時のダイヤは僅かな時分の修正以外の変更はありません。
6000系第2編成6004Fが2010年早春に川重兵庫工場で完成, 6004-6103が3月1日深夜に川重から粟生線市場まで陸送,明けて2日の昼間に組み立て,同日の終列車後に鈴蘭台車庫まで他車により牽引回送されました。 その1日遅れで6104-6003が搬入されました。