鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
2009年秋の行楽シーズンに阪急の複数線区を直通する臨時列車の運行日は,10月31日(土)から11月15日(日)までの土・日・祝日と, 11月16日(月)から11月27日(金)までの平日になり, 平日だけではなく,土・日・祝日にも高速神戸・宝塚・河原町から嵐山への直通臨時が運行されるようになりました。 春と異なり,運転区間と運転日が整理されています。
2008年秋と2009年春は十三駅9号線(引上げ線)が他の工事の関係で使用停止となっており, 梅田と中津の間に設置された神戸線〜宝塚線の渡り線を使用して転線する必要があるため, 神戸線・宝塚線と京都線に跨る直通列車を運転する場合,一旦,梅田まで行く必要がありました。 しかし,2009年秋には9号線が復活しており,直通列車も9号線で折返し・転線できるようになり,到達時間が短縮されています。
期間中の土・日・祝日には次の列車が運行されます。
発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 車両 |
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高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜十三〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は十三と桂のみ,嵐山線各駅 | 1往復 | 7000系 6連 初日7017F |
宝塚 | 今津線〜神戸線〜十三〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 宝塚〜十三は準急と同じ,京都線は十三と桂のみ,嵐山線各駅 | 1往復 | 7000系 6連 初日7023F |
河原町 | 京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 河原町・烏丸・桂と嵐山線各駅 | 嵐山行2本・河原町行7本 | 8300系 6連 |
日生中央 | 能勢電鉄→(特急日生エクスプレス)→宝塚線 | 梅田 | 定期列車と同じ | 梅田行2本 | 8000系または6000系 8連 |
期間中の平日には次の列車が運行されます。
発 | 経路 | 着 | 乗降扱い停車駅 | 運行本数 | 車両 |
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高速神戸 | 神戸高速線〜神戸線〜十三〜京都線〜嵐山線 | 嵐山 | 高速神戸〜十三は快速急行と同じ,京都線は十三と桂のみ,嵐山線各駅 | 1往復 | 7000系 6連 |
「三国志」や「鉄人28号」など数多くの作品を生み出された横山光輝氏をたたえて, 出身地である神戸にモニュメントなどを建てるという「KOBE鉄人PROJECT」に連携して, 神戸市営地下鉄でも海岸線でさまざまな企画が催されています。
その一環として,「三国志列車」と「鉄人28号列車」として装飾した各1編成を,2009年8月22日から海岸線で走らせていましたが, デザインの異なる「鉄人28号列車」を同年10月31日から1編成増やしています。
追加されたのは5104Fで,車体外側の鉄人28号のイラストが1編成目の5103Fと異なります。 窓と車内天井は新長田駅近くに設置された実物大のモニュメントの解説などステッカーで装飾されています。 (女性専用車両を除く)
ヘッドマークは両編成・両先頭車とも同じものが掲出されています。
鉄人28号列車(5104F)
ヘッドマークはいずれも2017年3月上旬で掲出を終了しています。
2009年10月25日には前後で異なるヘッドマーク(「MINAMIYAMASHIROひまわり号」と「ひまわりごう」)を掲出した「ひまわり号」が 奈良電車区所属の221系6連で運転されました。 運転区間は(奈良〜<回送>〜)玉水〜京都〜須磨海浜公園(〜<回送>〜西明石)の往復です。
毎年,秋の紅葉シーズンになると「ジョイフル有馬」と銘打って,紅葉のきれいな有馬温泉でいろいろなイベントが催されます。 そのPRの一環としてヘッドマークが各系列の多くの編成に掲出されます。
2009年の「ジョイフル有馬」ヘッドマークは2007年からのものと同じです。
1120Fは,2009年3月ダイヤ改正まで粟生方に1071号車を連結した5連で運用されていましたが, 同改正で5連運用が消滅したため1071号車を解放して再び4連に戻されました。 そのまま入場し,2009年10月にワンマン対応化改造のうえ出場しました。 1116Fと同様,ドアチャイムが6000系と同じものになり,車内扉上にドア開閉予告灯が取り付けられ, 最近の入場車に施工されているドア部ステップのステンレス化も行われています。 また,神鉄で初めて試作的に取り付けられて他編成と異なるタイプだった車両間転落防止幌も他編成と同じタイプに変更されています。
+1120- | -1126- | -1210- | -1119+ | 2009年10月 |
阪神なんば線が2009年の「日本鉄道賞」を受賞したのを記念するヘッドマーク(ステッカー)が,阪神の1000系と9000系に2009年10月14日から掲出されています。
「日本鉄道賞」は2002年に創設された表彰制度で, 鉄道における利便性向上,安全・環境対策等についての積極的な取組みにより鉄道の振興,社会への貢献があった鉄道事業者や団体を 「鉄道の日」実行委員会が表彰するものです。
8回目となる2009年,阪神なんば線が, 神戸と奈良を結ぶ広域ネットワークの形成と,大阪都心西部の鉄道ネットワークを拡充するなど関西圏の活性化や利便性向上への貢献が評価されたもので, 建設主体の西大阪高速鉄道と運営する阪神電鉄が表彰されました。
日本で初めて鉄道が開通した10月14日を鉄道の日とし,この時期に各鉄道ではいろいろな催し物が企画されています。
2009年のトレインフェスティバルも鈴蘭台車庫を会場にして一般開放の形で10月4日に開催されました。 イベント内容は,洗車機通過体験,車両見学,各種体験,撮影会,部品販売,ビンゴゲーム,カーリングゲーム, 鉄道模型運転会,スルッとKANSAIグッズや鉄道部品の販売などが催されました。
今回初めての企画として,車両床下見学と踏切警報機・遮断機の操作体験がありました。