鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
JR貨物のM250系コンテナ電車「スーパーレールカーゴ」(Super Rail Cargo)は 従来の機関車+貨車方式の貨物列車とは異なる電車型コンテナ貨物列車として開発されました。 基本編成は4M12Tで,先頭車は電動車でMc250形,中間電動車(両端から2両目)がM251形,付随車はT260形およびT261形。 31フィートコンテナを電動車には1個,付随車には2個搭載することができます。
第1編成は2002年10月,第2編成は2003年3月に電動車が川重兵庫工場で竣工し,甲種輸送されていきました。
鷹取で待機中のJR貨物Mc250-3ほか電動車4連<2003/03/25 鷹取>
2003年3月中旬から「さくら」ヘッドマークが一部の本線系車両に掲出され始めました。
2003年は同一編成の前後で異なる2種類のヘッドマーク(「陽さくら」と「夜さくら」)が掲出されました。 (写真はいずれも神戸線で3056Fと8035F+7023Fで,梅田方が「夜さくら」・神戸方が「陽さくら」)
2005年に秋葉原〜つくばで開業が予定されている首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の車両第1陣が2003年3月に日立笠戸工場と川重兵庫工場で完成し, つくばへ向けて輸送されていきました。
TX1000系1101〜1601の6両編成は川重兵庫工場,TX2000系2151〜2651の6両編成は日立笠戸工場で製作。 外観から見た大きな差異はパンタグラフ周辺で,TX1000系は直流区間専用,TX2000系は交流区間対応となっているようです。
まず,3月17日にTX2000系2151Fが下松からEF65 1033に牽引されて翌3月18日10:42に鷹取に到着。
つづいて,同日11:08にTX1000系1101Fが兵庫からDE10 1188に牽引されて鷹取に到着。
2151Fの後ろに1101Fが連結されて14:05に土浦へ向けてEF65 1033に牽引されていきました。
営団地下鉄東西線との相互乗り入れ用E231系800番台はE231系通勤用の中でも特殊仕様のため車両メーカーで製作され,川重兵庫工場からも出荷されていきました。
甲種輸送されるJR東日本E231系800番代<2003/03/17 鷹取>
2002年度はVVVF化6編成目として1104Fが2002年11月から川重兵庫工場で改造されました。 2003年2月に改造工事が終わって名谷車庫に搬入され,2003年3月12日から試運転が行われています。 今年度から座席の生地が自然素材混合の肌触りの良いものに変更されています。
改造に先立って車体が一般色に塗り替えられ,乗客の目を楽しませてくれた国民年金PR塗装が見られなくなってしまいました。
写真は試運転中の1604×6。西神中央で折り返し時,定期列車に支障するため,いったん車庫入出庫線へ引き上げます。<2003年3月12日>
毎年4月に今津線仁川駅前の阪神競馬場で開催される「桜花賞」レースのPRとして,2002年以降毎年3月からレース当日までの間, 神戸線の7000系1編成の両先頭車に桜花賞にちなんで桜と競走馬がデザインされて約1ヶ月間走ります。
2003年は7021Fに装飾が施されています。
愛知県の衣浦臨海鉄道のKE65型ディーゼル機関車がJR西日本の後藤工場で検査を受けたのか,2003年2月28日後藤発で検査出場の甲種輸送が設定されました。 米子からは定期貨物列車に連結,西岡山からは翌日の3864列車に引き継がれてJR神戸線を走りました。
牽引機EF65 1071の次位が衣浦臨海鉄道KE65型<2003/03/01 塩屋>