2016年5月21日のダイヤ改正以後の車両の動きとダイヤに関連した話題を記録していきたいと思います。
神戸電鉄の車両では,現存全車両の側面にある種別行先表示幕と,1000系列以外の車両の前面にある種別と行先の表示幕にローマ字が併記されていましたが, 2016年から2017年にかけての年末年始の頃から順次,1000系列の前面表示幕もローマ字が併記されたものに取り換えられています。
川重兵庫工場で新造され,2016年2月に搬入,3月に試運転,4月に習熟運転などが行われてきた6500系第1編成6502Fが,ダイヤ改正日の2016年5月21日から営業運用に入りました。
公園都市線への送り込みで準急新開地発三田行に運用された初日の6502F
初日は午後に主として公園都市線を走る運用に充当。
公園都市線で運用された初日の6502F
公園都市線では通常は3両編成のみが運用されているため, これまで6000系(4両編成)はミステリートレインなどイベント列車などで入線実績はありましたが,通常営業運用はありませんでした。
3両編成の6500系がデビューしたことにより,公園都市線でも最新の車両が走る姿が見られることも珍しくなくなると思われます。
+6502- | -6601- | -6501+ |
なお,6500系デビュー式典等は行われず,ヘッドマークの掲出もありませんでしたが,車内には新型車両のデビューをPRするポスターが宙吊りで掲示されていました。
6500系第2編成は2016年12月26日から27日にかけて搬入され,2017年2月上旬から営業運用に就いています。
+6504- | -6602- | -6503+ |
前照灯をLED灯など省エネ・長寿命タイプのものにする鉄道事業者が増えつつある中,神戸電鉄では6000系に続いて5000系でもLED前照灯の試行を行っているようです。
2016年5月頃から5002Fの両先頭車前照灯が,6000系で試行・6500系新造時に採用されたものとは異なるタイプのLED灯に変更されています。
2016年6月頃から1102Fが運用を離脱し,編成を解かれて鈴蘭台車庫に留置されています。
編成を解かれて鈴蘭台車庫に留置中の1102-1201
この1102Fのうち1102-1201の2両が,2017年2月16日の最終列車後に1376Fの牽引により市場駅作業場に回送され,その翌日にトレーラーに載せられて深夜に搬出されました。
残りの1101号車は移動倉庫に改造されたとのことで, 全ての窓と前後両方の貫通路が塞がれたうえで車体は入換車など事業用車のマルーン色に塗装され,鈴蘭台車庫内で使用されているようです。 (神戸電鉄公式Facebook 2017年10月10日の記事より)