2003年12月1日にJR神戸線と関連線区でダイヤ変更があった。
今回の大きな変更点は,これまで新快速が平日朝夕には通過していた芦屋に終日停車するようになり,
快速が毎日昼間には通過していた西ノ宮に終日停車するようになったことである。
同時に朝ラッシュ時の上り外側線・列車線快速のほとんどを223系化して130km/h運転を行うことにより,
芦屋での新快速待避をなくして神戸から大阪まで逃げ切るようになるという,
久しぶりにダイヤパターンが大きく変更されている。
その他には,夕方ラッシュ時の下り外側線・列車線快速のうちの1本が新快速に変更,
朝ラッシュ時の上り普通列車の削減なども実施されている。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが4分間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速と快速がそれぞれ8分間隔で交互に運転されている。
今回から新快速8分間隔運転時間帯には 新快速だけでなく快速も223系に統一されてスピードアップするとともに, 新快速を芦屋に停車させることで, 芦屋での快速の新快速待避がなくなっている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)
普通は加古川発と西明石発をあわせて, また,JR東西線直通も含めて西明石以東で4分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され, 等間隔運転が確保されている。 従来はピーク時に平均3分20秒間隔であったが,今回から4分間隔となって普通列車の本数が減らされている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 8分 | |||||||
快速(外側線) | 8分 | |||||||
普通 | 4分 | 8分 | - | |||||
普通はJR東西線直通および尼崎発も含む |
複々線の大阪〜西明石では快速と普通が内側線・電車線走行, 新快速が外側線・列車線走行である。 新快速と普通は別線での走行ながら大阪,芦屋と三ノ宮の各駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
普通は,JR神戸線〜JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
ダイヤパターンは下図のとおりである。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4本 | |||||||
快速 | 4本 | 2本 | ||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |
昼間のダイヤパターンをベースにしているが,三ノ宮で新快速と普通は相互接続せず, 神戸で新快速と快速が相互接続している。
普通は昼間と同じくJR神戸線〜JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
基本パターンに大阪発の快速が30分ごとに2本が外側・列車線走行で追加される時間帯と, 大阪発の新快速が15分ごとに4本追加されて 基本パターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。 複線の西明石以西では大久保・土山・加古川で快速が新快速を退避するため,停車時間が長く, 西明石以西での新快速・快速の混雑度を考えると非常にアンバランスなダイヤとなっている。 今回,大阪発の快速1本が新快速に変更され,西明石以西各停となる列車が減らされている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | |||||
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新快速 | 4+α本 | ||||||||
快速(外側線) | 0+α本 | ||||||||
快速(内側線) | 4本 | ||||||||
普通 | 4本 | - | |||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | ||||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |